LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

私が留守番してる時に見えてから、仲良くなった。

友達のような、姉妹みたいに。

來君は私の高校の卒業生らしく、最初は凝縮してたっけ。



「兄妹で大手に勤めてさ、香椎さんは何者よ」



「…わかんない」



海花ちゃんと來君は、不動産会社で勤務してる。

海花ちゃんは鑑定士で、要望があれば出勤し、來君は営業で毎日、車で走り回ってるみたいだ。



「ちなみにだけど、誠之介さんは…?」



「誠之介君?普通に朝から夜まで、頑張って働いてるよ」



アパートは引っ越し、ここから近くのマンションに住んでる。