LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

「歩美もお義母さんも、愛に溢れた人。成美ちゃんは幸せに、2人の分まで、長く生きるんだよ」



「…わかった…っ…」



私の頭を撫で、ネックレスを嵌めてくれた海斗さんと目が合うと、優しく微笑んでくれた。

この人と、幸せになって。

一緒に長く、生きて行かないと。

歩ちゃんが応援してくれた。

それだけじゃなく、私も愛してるから。



「良い息子が2人も出来て、パパは幸せだ。成美も2人と居れて、幸せだろう?」



「もちろん」



…誠之介君、本当にありがとう。

私、このネックレス、大切にするから。