下手くそだけど、一生懸命に唄ってる自分を見つめてると、お父さんが寄って来た。
すると、故障したかのように一瞬、映像が乱れた。
「え…?」
しかし、現在の歩ちゃんが映し出された。
…どういう事…?
『えーっと、今日は20XX年の10月20日ですね。けど、ナルが見る頃は、まだ先でも、近い将来だと思います』
…歩ちゃん…。
『3日前かな?会社で行われてる健康診断の採血で引っ掛かって、今日…詳しく検査を受けたところ、ママと同じ子宮癌が、見付かりました。ショックはショックだけど、誠之介と結婚したばかりだし、ナルが心配です』
画面に映る小さな歩ちゃんは、鼻を啜り、唇を噛んだ。
すると、故障したかのように一瞬、映像が乱れた。
「え…?」
しかし、現在の歩ちゃんが映し出された。
…どういう事…?
『えーっと、今日は20XX年の10月20日ですね。けど、ナルが見る頃は、まだ先でも、近い将来だと思います』
…歩ちゃん…。
『3日前かな?会社で行われてる健康診断の採血で引っ掛かって、今日…詳しく検査を受けたところ、ママと同じ子宮癌が、見付かりました。ショックはショックだけど、誠之介と結婚したばかりだし、ナルが心配です』
画面に映る小さな歩ちゃんは、鼻を啜り、唇を噛んだ。

