溜め息を吐き捨てながら、玄関を開ける。



「「ヤッホー!」」



するとそこには、妹の海花ーミカーと、その彼氏である來ーライーが居た。

來は幼なじみで、弟のような存在だ。



「何しに来たんだよ」



「え?飲もうかと」



「海斗君も、明日は休みでしょ」



お前らと、一緒にするな。



「生憎、明日は仕事だ」



「それを私たちが気にすると思う?(笑)」



…全然しないな。

諦めて2人を中に入れ、ただ泊まるだけにさせようと、冷蔵庫が空っぽな事を教える。



「じゃあ、來と買って来て。あそこにコンビニあるでしょ?」



…さっき行ったばかりなんですけど。