LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

先に降り、続いて降りて来た成美から荷物を受け取り、旅館を見つめる。

平屋だが、デカく。

庭もかなり広く、山の緑が心を癒す。



「さ、主役のところへ行こうか」



「「へ…??」」



…主役って…。

誰かと会うとか?

まさか、“お父さん”とかないよな?;;

館内に入り、食事を優先する為に、宴会場へと案内された。



「お義父さん、お疲れですのに、お待たせしました」



「お父さん、久しぶり!」



…マジかよ;;

こんな対面の仕方あるか?;;



「お父さん、元気そうだね?」



…成美…;;

俺を、助けろ;;