「へ~、キレイな子じゃん。で、今から家に連れこんで……うらやましーっ!!」



柴田先輩のヤンキー友達、やたら興奮してるし。



……あのー、あたし別にそんなつもりじゃ。



「そーいう下品な言い方すんなよ……コイツは、そんなんじゃねーの」



「へー……蓮が、そーいう付き合いするようになったんだ? ……マジメそーなオンナだよな」



「そ。俺、もう生まれ変わったから。今は、コイツ一筋」



そんな風に言われて、あたしの顔はみるみる真っ赤になっていく。



「そっか。じゃ、お幸せに~」



ヤンキー友達は、笑いながら去っていった。