モテヤンキーにコクられて

目を開けると、あたしの手に……柴田先輩の手が、重ねられていた。



「次の授業のチャイムが鳴るまで……ずっと、こーしてていいか?」



「え……そんな、こと?」



あたしがそう言ったら、柴田先輩にキュッと手を強く握られた。



「そ。こんな、こと。美桜からしたら……俺と手ぇつなぐのも……苦痛なんだろ?」



そんな……切ない顔で言わないでよ。



あたし……苦痛じゃないよ?



ホントは柴田先輩のことが、大好き。



今だって、柴田先輩の胸に飛びこんでいきたいぐらい……大好き。



「イヤじゃ……ナイ、です」



「……え?」