モテヤンキーにコクられて

「遊ぶ場所とか、この辺の派閥だとか、モテる秘訣とかな?」



「へ……へー。そんな秘訣知らなくたって、柴田先輩のことだから、すっごいモテたんでしょうね……」



「ま~、人並みにはな?」



あたしの目の前でニコニコしてる柴田先輩を、ぶん殴ってやりたい気分。



そんなこと……聞きたくナイよ。



きっと、人並み以上にモテてたはず。



そこで謙遜するあたりが、無性にイライラする。



「だけどそーいうのは全然どーでも良くて。今、ココに美桜がいるだけで……俺は幸せだから」



そう言って、柴田先輩はあたしの背中に手を伸ばしてくる。



「なっ……なんでその流れであたしの話になるんですか!?」



「美桜が、ヤキモチ焼いてそーな顔してっからだろ?」



ひっ……バレてる!!