モテヤンキーにコクられて

「今は……やりたい放題だから、先生にも目ぇつけられてるし、学校からのいい評価はねーけど……。

心から信頼できるダチもいるし、色んな遊びも覚えたし、毎日すげぇ楽しい」



「へぇ……」



「あ、もちろん。美桜とまた再会できたことが……一番かな」



柴田先輩が優しい目をして見つめてきたから、思わず胸がドキッと高鳴った。



「なっ……なんですか? そんな、とってつけたように言わなくても……」



照れたのを隠すために、憎まれ口を叩くけど、柴田先輩は相変わらず微笑んでる。



「とってつけた? 思ったことを言っただけ。

もし、前の俺のままだったら……俺は美桜に近づいてなかっただろうし、今も自分のことしか考えないような、すげぇイヤなヤツのままだったと思う」



「そんなの……今は、いい人みたいな言い方して……」



ヤダな、あたし。



柴田先輩がすっごく優しいのは、十分わかってる。



なのに、素直になれない……。