歓迎遠足から1ヶ月が経ち、修学旅行の季節になった。
歓迎遠足でカナタに彼女が居る事が発覚してから、あのあとカナタに問い詰めた。

「まぁそうですね彼女です。」

そう普通に何で言ってくれなかったのかと聞くと、

「叶矢先輩にはメールで言いましたよ。」

その時の私は何で叶矢にはいって私には言ってくれないのだろうかと思った。
叶矢もなんで教えてくれなかったのかと聞くと、

「う~ん言う必要性ないかなって」

2人してひどすぎる!私をのけ者にするなんて…そう思った。
その後堺くんにも彼女が居ることが発覚してちえりは教えてくれなかったことでギャーギャー言っていた。

そして今に至る。只今、修学旅行のことについてモアイが話している。

「まだ終わらないのかな?」
「う~んまだっぽいね…てか一緒の班がいいよね!」
「そうだね!男子はキモイのはちょっと」
「確かに」
「コラーお前ら俺の話を聞け!」

そして私たちは頭を殴られた。

「イッタ!アイツなんなん!クソモアイ!娘さんかわいそうだ!」
「そうだそうだ!」

そしてやっとモアイの話が終わり、班決めの時間になった

「まぁ自由だから優利とちえりと私で決まりね」
「うんそうだね!でも男子はどうするの?」
「私は麻乱と決めてたから麻乱も一緒でいい?」

あっそうだった。
この2人付き合ってたんだ。

「私はいいけど?」

ちえりはいいのか…。じゃあ…

「私もいいよ!」
「おい!水口!私たち3人で決まったけど水口達は?」
「おー!こっちは俺と久本と大城だぞ!」
「りょーかい!」

久本と大城か…
あんまり話したことなかったけど…楽しくなりそうだわ。

「よし!班が決まったら班でどこに行くか決めろ!」
「だってさ!どこか行きたい所ある?」
「私はない!叶矢居ないと楽しくない。」
「私も!涙梨いないのは寂しいから…ない」
「えー2人とも!」
「いいよね?優利は!水口がいるもんねぇ」
「…ゴメン」
「いやいや!冗談だって!」
「うんうん!とにかく私たちはないよ!」
「わかった!じゃこっちに決めるな!優利!こっちこいよ!話聞かなきゃわかんねーしさ!」
「うん!」

そして優利は水口たちのところに行った。私たちはというと… ケータイピコピコ…
私は叶矢にメール。 ちえりもきっと涙梨にメール。
だって暇だし…。
はぁ三泊四日かぁ… その間叶矢と会えないのか…。嫌だよ―――