あれから四年が経ち、私たちは今も順調に人生を過ごしている。
私とちえりは看護師の資格を取ることができた。
叶矢は医大を卒業し医者として働いている。
叶矢はすごい。
大学に通いながらバイトをしていた。
そのバイト代で自分の病院を建てたんだから。
涙梨はちゃんと弁護士になった。
あの涙梨がって最初は私たちも思った。
でも仕事っぷりを見たらそうとも言えない感じだった。
私たち四人はこれからも一緒に居ようとこの時決めた。

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日が経ち涙梨とちえりが結婚した。
ちえりはとても幸せそうで…。
優も空の上から見守ってくれてるんだ。
そのおかげで今を生きていけてる。
そうちえりは言っていた。
私も優も…ちえりが幸せになってくれて嬉しいから。
これからもちえりは涙梨の隣で笑っていられることを願ってる。

ちえりたちにもっと幸せな出来事が起こった。
それは…

「ちえり!?大丈夫?もう始まったちゃったの!?」
「そうみたい…どうしよ…」
「待って!私が電話するから」

そう、ちえりは妊娠している。
元気のいい男の子だそうだ。

「ほら!ちえり!行くよ」

私たちは急いで産婦人科に向かった。
ちえりはすぐに産む体制になった。

私は涙梨に連絡した。
涙梨はすぐに駆けつけてきた。
ソワソワしてて…ちょっとは落ち着けと言いたいくらいだ。
あれから6時間が経ったころ―

「オギャー!ンギャー!」

ッ!!!

「生まれたみたいね!」
「う…うん」
「そういえば名前決めたの?」
「お…おぅ!えっと…涙稚愛…」
「涙稚愛?」
「うん。俺の涙って字とちえりのチをこの字にして二人の愛を込めたから涙稚愛」
「いい名前ね」

「はやく行ってあげて!私は叶矢のとこに戻らないとだから」
「わかった!気をつけろよ」