ちえりside
そして一週間後、
土日が過ぎ…私たちはディズニーランドに到着した。

「楽しみだね楼栗!」
「そうだね!」
私たちははしゃいでいた。
すると、涙梨が私に
「あんまりはしゃぐとこけるぞ?」
「何よ!転けませんよ~!あっ楼栗待ってってきゃあ!」

私は地面の凸凹につまづいて前に倒れかけた。

パシっ

「ほら、だから行ったろ?転けるって」 「ありがとう…」
「ほら、行くぞ」
「うん…」

なんで涙梨…
私がつまづくことわかったんだろう…
もしかして宇宙人!?

そんなことを思いつつ私たちは中に入った。

ここから私たちは別行動をとることになった。

まず私たちはジェットコースターに乗り写真を撮ったあと、色々なアトラクションに乗った。

けど、そんな中で涙梨は乗り物いわく絶叫系の中でもエレベーター式がダメみたいだったが、私たちが次乗ったところは何とエレベーター式だった。

「やっぱ降りる~」 「もう無理だから!ほら出発するから」 「…うわ!上がる上がる上がる~!」
「ハァ…涙梨大丈夫!そろそろ止まるからほら前」
「えっ?前?」

涙梨は前を見るとディズニーランドの遠い風景が見えた。

「わぁ…遠くが見える…」
「あっ…でも…すぐに…」
「えっ?」

ガタン…

「いゃああだぁ~!!」

そう、止まっても次の瞬間落下してしまう乗り物だった。

その結果…

「気持ち悪い…」
「大丈夫?水買ってくる!」
「待て…」
「えっ?」
「大丈夫…買わなくていい…隣にいろ…」
「でも…」
「いいから…」

私はためらったが、ほっとけなくて隣にすわることにした。
「あのさ…涙梨」
「ん?」
「涙梨って…さ」
「うん…」
「宇宙人?」
「は?」
「だってさっき私が転けることわかったから…」
「…」

しばらく沈黙が続いたが、涙梨が口を開いた。

「あのさ…ちえり」 「ん?」
「お前…バカだろ…」