抱きしめたら充電完了!

俺は加奈子ちゃんをさがしに行った。


一緒に学校に入ったはずなのに下駄箱に靴がなかった。……なんで


冷や汗が流れる
学校から帰った?でも帰り道わからないんじゃ


「相川先生っ!」


「紅林!お前」


「三井知らないか?」
「加奈子ちゃん知りませんか?」


「「え……」」


相川も探してたらしい
俺と相川は二人で学校周辺を探しまくった


けど……


見つからない

「紅林、お前は授業に出てろ」


「でもっ!」


俺が一緒に教室まで行ってれば


「お前はいいから授業に出ろ俺が探すから」


「……」

拳を握って俯いていたら相川に背中をゲシッと蹴られた


「お前、責任とか感じんなよ?ていうか邪魔だから早く帰れよ」


笑いながら相川は言った
わかってんだよ
危険に関わらないように遠ざけてる事くらい


俺は背を向けて学校に戻った