ようこそ!マル質番外編

「こら、パルル!


ゴメンね?猫ちゃん。」


パルルと呼ばれた犬の横でスルメをかじっていた女性が謝った。


声をかけられてびっくりした白梅は、ささっと月夜の影に隠れてしまった。


「おう、月夜。そこの小っこいの紹介しろや!」


月夜は白梅を抱き上げると膝に乗せ、


「この子は白梅、うちの番人です。


さ、白梅?」


白梅はとても小さな声で
「よ、ヨロシクな☆」と挨拶した。


「俺は雛田。夢見屋や。


よろしゅうな!」