早く戻んないと、
そう思って振り返ってみると、上級生らしきグループが賑やかそうに歩いているのが見えた
うわ、こっち来る!
どうしよう、帰り道わかんないのに……!
その時だった。
「もしかして君って、さっきの子?」
「え?」
それは、さっき出会った上級生の人だった。確か坂月さん。
「なんでここに居るの?ここは高校の方だけど」
「その……迷って、しまって」
思わずうつむく。
「そっか。分かった、小学生の方の職員室まで送るよ」
うつむいた私の頭を、坂月さんは優しく撫でた。
そう思って振り返ってみると、上級生らしきグループが賑やかそうに歩いているのが見えた
うわ、こっち来る!
どうしよう、帰り道わかんないのに……!
その時だった。
「もしかして君って、さっきの子?」
「え?」
それは、さっき出会った上級生の人だった。確か坂月さん。
「なんでここに居るの?ここは高校の方だけど」
「その……迷って、しまって」
思わずうつむく。
「そっか。分かった、小学生の方の職員室まで送るよ」
うつむいた私の頭を、坂月さんは優しく撫でた。



