それからいつの間にか終わった葬儀 わざとなのか私に 聞こえるように沢山の人はコソコソと言う 「あの子、幸美の子供?」 「…如何にもバカそうな子ね」 「誰が預かる?」 「いや、いっそ施設にでも…」 耳を塞ぎたくなるような会話だった ――邪魔者扱いされているような気がして 私のことはいい でもお母さんのことは悪く言わないで