あなたは 自分にこう言いましたよね? ――私がいうのは「またね」だよ ホントは戻ってこないつもりでした。 このまま あなたに別れを告げて、 あなたの前に現れないつもりでした。 言ったでしょう? 「忘れて」と。 でも、 「忘れてほしくない」と思う自分も 確かに、そこには存在した。 無理なんです。 「忘れろ」なんて。 だって、 あなたは自分を救ってくれた人だから。 変えてくれた人だから。