――ちぇっ。 雄太は、先生に聞こえないように、後ろを向いて舌打ちしてる。 うわっ。 ホンット、最低なヤツ! 結局、あたしたちは3人で残りを回るよう、先生に指示された。 「菜々美、大丈夫?」 「うん、心配かけてゴメンね」 菜々美は最後まで、あたしたちを気づかいながら、丘を下りて行った。 「さぁ、じゃあ、俺らも行こうか。 あと少しで動物園だ」 菜々美を見送ると、智哉はまた先に立って歩き出した。