哲平は地に足つけると、悪魔がいた場所を睨む。
「力を復活させ、勢いづいたようですね。仕方ないので今日はこの辺にしておきましょう。
しかし次は必ず貴方たちのパワーストーンを頂きます」
どこからか声が響いた。
逃がしてしまった。
悔しさを覚えたが、しかし同時に自分の運命の大きさも感じた。敵のことは何も分からない。
世界を守るとか、できるのか。
拳を握り、じっと見つめる。
そこに悠月が手を重ねてきた。
「やったね、なんとかなったね。この調子で悪者なんかやっつけちゃおう!」
ふうとため息をついた。
「ああ、俺たちが守るんだ。俺たちの世界を」
逆の手で胸を押さえる。
正義のヒーロー、キラレンジャーの誕生だ。
「いっぱいがんばったらお腹すいちゃった。
たい焼きおかわりしよ!」
緊張感の欠けらもない。
悠月と一緒にいて、悩むのは無理だと確認すると、可笑しな気持ちになってくる。
そういえば、腹、減ったな。
「またお前りんごなんとか食うのか? 胃が悪くなるぞ」
「んー、じゃあバナナデラックスにしようかな」
「力を復活させ、勢いづいたようですね。仕方ないので今日はこの辺にしておきましょう。
しかし次は必ず貴方たちのパワーストーンを頂きます」
どこからか声が響いた。
逃がしてしまった。
悔しさを覚えたが、しかし同時に自分の運命の大きさも感じた。敵のことは何も分からない。
世界を守るとか、できるのか。
拳を握り、じっと見つめる。
そこに悠月が手を重ねてきた。
「やったね、なんとかなったね。この調子で悪者なんかやっつけちゃおう!」
ふうとため息をついた。
「ああ、俺たちが守るんだ。俺たちの世界を」
逆の手で胸を押さえる。
正義のヒーロー、キラレンジャーの誕生だ。
「いっぱいがんばったらお腹すいちゃった。
たい焼きおかわりしよ!」
緊張感の欠けらもない。
悠月と一緒にいて、悩むのは無理だと確認すると、可笑しな気持ちになってくる。
そういえば、腹、減ったな。
「またお前りんごなんとか食うのか? 胃が悪くなるぞ」
「んー、じゃあバナナデラックスにしようかな」



