「…愛姫?」 「…先輩っ…⁉」 そこには、近くのコンビニの袋を持った 先輩がいた。 「…よし。 愛姫、先謝っとく。 ごめん。」 「え…? えっ、ちょっ⁉」 次の瞬間、芹花は とてつもないスピードで 走り去って行った。 …嘘でしょ… 「…どうした?」 気を使ってか、 随分と遠くから私に話しかける先輩。 「…私には、 先輩がよくわかりません。」 「は?」 面食らうのも無理はない。 号泣していた後輩が、 突然言い出す言葉ではない。