「ごめん、みんな。
こいつ、寝不足らしいんだ。
授業まで少し、寝かしてやってくれない?」


さ、さすが准くん。


大人にまとめた…


「もう、准ってば。
相変わらず瞬君に甘いんだから。」


「うーん…
でも正直、助かった。」


小声でぼそりと、
本音を漏らしてみた。


「だよねぇ、
愛姫に先輩のサインもらって来いだって。

アタマおかしいんじゃないの?」


「芹花、聞こえる…」


「大丈夫、小声。」