「…へ?」
私の、聞き間違い?
先輩、今
なんて?
「あの、先輩今――――…」
ガラっ
不意にドアが開いた。
「愛姫!?
大丈夫―――…」
「せ、芹花!!」
「もー、何にも言わず早退したっていうから、
めちゃめちゃ心配したんだよ!?
――あ」
先輩に気がついたようだ。
「大丈夫だよ、俺がついてるから。」
にっこり笑った先輩は、そう言った。
「瞬じゃなくて、ね。」
びくりと体がはねた。
今、¨その言葉¨に
とんでもなく敏感になってる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…