「え…
あんた、部屋間違えてんじゃないの…?」


「…」


瞬は黙ったまま、深いため息をついた。


「彼は間違ってないよ。
正真正銘、君らは同居人だ。」


う…


嘘でしょ?


冗談キツいって!!


瞬と同居なんて


ありえないっつーの!!


がちゃ。


「おあよーございます…」


再び開いたドアの先には


えらい眠そうな


賢そうな


正統派美少年…


が立っていた。


「あー蒼おはよ。
もう12時だけどな。
2人とも、こいつが4人目。」


「清水 蒼…
よろしく。」


もういいよこれ以上増えなくて!!


すでにこの2人で腹八分目なのにさ!!


「じゃあやっと全員揃ったし…

自己紹介、といこうか。」


蓮先輩が、にっと笑った。


「先輩。」


「何、蒼」


「俺には自己を紹介するという機能が
備わってないので、
先輩俺を他己紹介してくださいよ。」


「お前がめんどいだけだろ!?」


…なんていうか


濃い。


濃すぎる。


3人ともイケメンなのに


キャラ濃すぎだろ。


お腹いっぱいだよもう。


っていうか


こんな人たちに


いきなり適応とか無理ムリガチで!!(泣)