「は⁉
ちょっと待てお前、離せ‼」


「いーやーでーすっ‼
なんでそんなみんなして隠すんですか
教えてくださいよケチ‼」


「ケチとかそーいう問題じゃなくて…
…ん?」


「ちょっと蒼せんぱ…」


「黙れ。」


「へ…きゃっ⁉」


ぐいっと腕を掴まれて向かった先は冷蔵庫の影。


抵抗しようとしてもびくともしないし、
口は先輩の掌で覆われてる。


そして、5秒後。


「ほら、早く‼
今日こそはきっちり話してもらうからね、あの子とのこと‼」


ドアが勢いよく開いたと思ったら


入ってきたのは


(…華憐さん?
と、蓮先輩⁉)