「…先輩?」


しばらく、何も言わない先輩に
何か心配して、


少し離れて見る。


すると


「…やだっ、先輩、顔超赤いですよ⁉」


真っ赤な顔して硬直する先輩がいた。


「…お前が、突然
…なんか言うから、だろ…。」


途端になんだか恥ずかしくなって、


「せっ、先輩の方が、
よっぽど赤面モノのこと
言ってましたよ‼
忘れてるかも知れないですけど、
ここ街中ですよ⁉」


「う…うっさい‼」