「おい真琴、何かB組の子が呼んでんぞ?」
「え、マジ?」
真琴としゃべっていたところにクラスの男子の一人が近づいてきて、扉の方を指さしながら言った
「サンキュ、教えてくれて」
そう言って真琴は席を立ち、扉の向こうにいるであろう子のところに行った
「真琴、また告られんじゃねぇの?」
「え…?」
喋り出した男子を見上げる
「さっき呼んでた子ってのは女の子だったんだよ
真琴顔はいいからな〜」
「そうなんだ…」
女の子…
確かに真琴はかっこいい方だ
勉強もできるし運動だってできるし、顔だっていい
中学でもよく告られていた
でも、その告った大半の女の子たちは見た目とかしか見てない
なぜなら、昔1回だけ真琴と付き合った女の子いるが、その子が「なんか思ってた人と違う」と言われ、別れたそうだ
何が違うのやら私にはわからない
昔から真琴は真琴だった



