☆おまけ☆



「…ハッ!」



ガバッと起き上がり時計の針を見る



「やっば!
7時50分だ〜!」



急いで支度して1階にかけおりる



「魅羅やっと起きたの〜?」



「も〜、母さん起こしてよ〜!」



「あら、私はいつも起こすとは限らないのよ?」



「くっ…遅刻したら恨んでやるんだから!」



「はいはい、それより急ぎなさい」



「わわっ、行ってきまーす!」



「行ってらっしゃい」










走って学校に向かう



「あ〜もうっ、このまんまじゃ間に合わない!
次遅刻したら1週間トイレ掃除だよ〜!
近道しよっ!」




ひょいっと飛んで隣に生えている茂みの中に入った









「あ、ちょっとそこどいて〜!」



茂みから出るさい、ジャンプした



するとまたもや誰かが通っていた




「わ〜!」



またぶつかって転ぶ




そう思っていた




けど、



「たく、ちょっとは学習しろよな、魅羅」




「真…琴!」




私は真琴に受け止められていた



「ホント野生だな〜」



「う、うるさい!
真琴こそ何で毎回同じタイミングでここにいるのよ!?」



「あれ、気づいてなかった?」



そう言って手を繋ぎ歩き出す



「ちょっと真琴!?」




「俺いつもあの茂みのそばでお前が来るの待ってるんだぞ?」



「え…何で?」



「何でって…
一緒に行きたいからに決まってんだろ!」




かああぁぁと顔が赤くなる真琴



私も負けないくらい赤くなってると思う





「ふ、ふ〜ん、バッカじゃないの!」



恥ずかしくてプイッとそっぽを向けた




「魅羅はそういうと思ったよ」



ハハハと笑いながら歩く




今だに素直になれない私




でも突然素直になったら真琴どんな反応するかな?




「真琴」



「ん?」



真琴が繋いでいる手を離し、前に回った



そして








「大好き」









笑顔で言う私に、真琴は想像していたより、あの日の夕日と同じくらい真っ赤になっていた…










END