涙がぶわっと溢れ出した
「魅羅、お前なんか勘違いしてるようだけど、俺が好きなの魅羅なんだよ!」
「え……?」
え、真琴の好きな人が私…?
「ウソ…」
「ウソじゃねぇよ
つーか何で告んのにウソつかねぇといけねぇんだよ…」
「だ、だって…」
じゃぁ全部今まで私の勘違いだったの!?
ウソ〜!
三回もタイムスリップしてこれって…
「けど俺が最初に言おうと思ってたのに、まさか先こされるとはな〜」
「うっ…ごめん…」
「まぁいいさ、魅羅の気持ちも聞けたしな!」
笑って頭を撫でる
「うぅ…」
そんな時後ろで大きなトラックが通って行った
これで事故が起こることはなくなったのだ
三回繰り返して得たものは、大切な人…
そう考えるとタイムスリップしたのも良かったのかもしれない…
夕日が沈んでいく中、ぎゅっと二人で抱きあった
END