「はぁ〜」
「何よ、朝からため息何て…」
さっぱりした姿で朝ごはんを食べる
そんな時つい夢のこと考えてため息をついてしまった
「あのさ…今日学校の帰りにトラックに引かれそうになって、助けてくれた真琴が反対に引かれちゃったって夢みたんだ…」
「あら〜、不吉な夢ねぇ〜」
「そっ、しかも夢オチ
最悪だよ…」
「…予知夢とかだったりしてね?」
「まさか!
そんなわけないじゃん!」
それにあれが予知夢だったら困る
本当にそうなるってことじゃん…!
「まぁ、夢には色々意味があるみたいだしね…
って、魅羅!やっくりしてる場合じゃないわ!
遅刻するわよ!」
「ええ!?」
時計を見ると8時10分
何で!
今日は早く起きたと思ったのに!
「やっぱり朝シャンと朝ごはんのダブルは時間がかかるわね…」
「そんなこと呑気に言ってる場合じゃないよ!
行ってきます!」
「行ってらっしゃ〜い」
カバンを持って勢いよく家を出る
……予知夢……か……
よしっ!
私は近道の茂みを通ることにした



