―――……
………
「……ハッ!」
勢いよく目を開ける
心臓はドクドクと早く鳴っていて、全身びっしょり汗だくだった
……えっ……!?
ガバッと布団をはいで起き上がる
寝ていたところは自分の部屋
服もパジャマを着ていた
え、え、どういうこと!?
私さっきまで夕方の道路にいて、事故に合いそうになって、真琴が血まみれに……
「…真琴!?」
私はバッとベッドから飛びおり1階にかけおりた
「母さん!」
「きゃっ!
何よ魅羅、朝から大きな声だして!?」
目玉焼きを焼いていた母さんはいきなり後ろから大声をだされ、ビックリしたように目をまん丸にしていた
「母さん、真琴は!?
真琴は無事なの!?」
「はぁ?
何訳わかんないこと言ってるのよ
それより、汗だくじゃない!
早くシャワーして着替えておいで!まだ時間あるから!」
真剣に聞いたのに母さんは意味がわからない、とでも言ってるような顔をしてまた前を向いた
えっ、どういうこと…?
まさかあれ全部夢…?
「魅羅、早く行っといで!」
「はいっ!」
母さんに怒鳴らて急いでシャワーを浴びに行く
あれは本当に夢だったの…?
だったらなんて最悪な夢…
しかも、夢オチじゃない…



