狼さんとの付き合い方

あー、どうやって接すればいいんだ…



ガラガラ、と教室のドアを開け、私はおずおずと、自分の席に向かった。




…あー、いる。

珍しく寝てない。



「…」


「おはよ」



目を合わせたくない。




「日誌教師に渡しといたから」


「…ありがと」



何でこう瑠樹は普通にしていられるの?

やっぱりキスは普通だから?


「じゃ、10分後に起こして」



良く分からない。

いつも通りわがままな事も。