狼さんとの付き合い方

「離してよ、ヤメなさいよ」


私が思いっきり離れようとしてもこいつの力が強すぎて離れられない。

流石あのチンピラを蹴り倒したほどのヤツだ。




助けて、本当に誰でもいいから…


「あー、足掻いてる。かーわいい」



そう瑠樹は言うと、





カプッと、私の耳を………



噛んだ。