狼さんとの付き合い方

「あ、茜ッ!?お前、何で――…」



瑠樹が最後まで言い終わらないうちに、私は瑠樹に抱きついた。



「な、何お前…いや悪くはないけど――…」


「好き!」


「…は?」


「瑠樹が、好き…ごめん、今気付いたの…」


「お前、酒飲んだ?未成年はダメだぞ?」



噛み合わない会話。

…バカだと言われてもいい、何か瑠樹を話せるのが嬉しかった。




最初は戸惑ってた瑠樹だけど、次第に何が起こったのが分かったのか、手を私の後ろに回してくれた。