こいつ……!!
『アイツらは関係ねぇだろ!!』
「2択ですよ。朱雀と瑠宇くんに手伝ってもらうか、いつものメンバープラス亜稀羅くんとやるか…」
口の端を吊り上げ、ニヒルに笑う野田。
その顔面…ぐちゃぐちゃにしてやりてぇ…ッ
あたしが決められないような選択肢ばっか持って来やがって…!!
「どうしますか?」
『………拒否権は、』
「ありませんね」
『〜〜っ、チッ』
ポケットに入れてある方の拳をぎゅっと握り締め、再び舌打ちをした。
『………分かったよ。やりゃあいいんだろ?やりゃあ』
「ええ。そう言ってくれると思ってました」

