赤い狼と黒い兎Ⅱ




あたしが下へ降りてから数時間経った頃、起きている人は限られた人だけになった。


あたしと亜稀羅、唯兎、郁、麻友美、琉樹だけ。


他のやつらはみんなダウン。




『結局床で雑魚寝かよ…』

「まぁまぁ、そう言わないのー。みんな楽しんでたっぽいし」

「あたしらにしたらサイコーの最後でしょ」




琉樹にそう言われて、ふっと小さく笑った。




『そうだな…』




さみしくないと言ったら嘘になるけれど、もう会えなくなるワケじゃない。


高校に通ってる間は倉庫にも出入りするし双子の面倒も見てやらないと。




「馨居なくなったら暇だなー」

「亜稀羅はイイじゃん。同じ家に住んでんだよ?毎日会えるし!!」




そこから始まった痴話喧嘩。相変わらず亜稀羅と麻友美は仲が悪いなぁ…。




『うるさい』

「「すいません…」」