『ドアホがッ!!!』
ガンッと思いっきり脇腹に蹴りをかまし、龍希は空気が抜けたように座り込んだ。
「いってぇ!!今本気で蹴ったろ!?」
『飲ませるお前が悪い』
「お前酒つえーじゃん!」
『そういう問題じゃねぇんだよ…』
少し殺気立って言えば、ビクッと肩を揺らして視線を逸らした。
「何だよ…。機嫌悪いのか?」
『違う』
「じゃーなんだよー?今日全然接待してねぇじゃん」
『……』
別に機嫌が悪いわけでも、体調が悪いわけでもない。
…ただなんとなく、自分が混じるより上からみんなが楽しんでる姿を見てたい。
それだけ。
『何でもいいでしょ。さっさと下行って遊んできたら?』
「けっ、そーかよ」

