赤い狼と黒い兎Ⅱ




あの2人にはmoonの総長と副総長を任せてある。最初は嫌がってたけど、なんとか説得してやってもらう事を決めた。


幹部は2人が決めたやつらがなる。




「へぇ……。意外だなぁ」

『何が?』

「いや、馨ならまだまだ現役で続けてるかと…」




無理だよ。と小さく呟いて溜め息をついた。




『あたしはもう片目視えてないし、今回みたいに不意打ちでやられたら今度こそ…死ぬ。それに、みんなに…唯兎に迷惑かけてらんないしね?』

「……馨」




にこっと笑えば唯兎は一瞬顔を歪め、ぎゅっとあたしを抱き締めてきた。


それに応えるようにあたしも抱きしめ返す。




「辞めても、遊びに来るだろ?」

『ん、暇だからね』




ははっ、と笑うと密着していた体の間に少し隙間が出来た。