赤い狼と黒い兎Ⅱ




『……だから、あたしは…』

「素直になれよ。…お前がなんの理由無しにこんな無駄な事やるわけねぇだろ?」




理由なんて…そんなの、仲間が殺られたからに決まってんじゃん。


最初に仕掛けて来たのは乱鬼の方だったんだよ。それに…あたしがノったんだよ。




『………』

「お前のやる事バレバレ」

「まぁ、さ…。馨のおかげでなんかスッキリしたし、満足だよ」




よしよし、と頭を撫でる瑠宇にチッと舌打ちをしてから腕を組んだ。


後ろにいた唯兎は一度腕を解いて、話を聞いていた。




「で、終わった後の宴会はしないの?」




ニッコリと笑みを見せる瑠宇に、それが目的か…と溜め息をついた。




『……やるよ。今日は疲れてるし、明日な』

「っしゃ!今から準備させてこよー」

「おい、待てよ!俺も行く」