「イチ抜け〜♪」 「うっ…また負けたぁ!」 毎度の如く、ババ抜きをしている。 ……この双子ども…。 『おい、深子磨子手伝え』 「え〜」 「力仕事めんどい〜〜」 「バカ!お前ら気付けよ!!」 ……もう、遅ぇよ? あたしはニヒルな笑みを浮かべ双子に近付いた。 「ん〜〜?何?」 「春架、真っ青〜〜!」 「「どうなっても知らねぇ……」」 そう言って避難する幹部と下っぱたち。 「「え?なぁに??」」 『よし。お前ら双子には特別に選択肢をやろう』 「「へ?」」