赤い狼と黒い兎Ⅱ





「馨!大丈夫か!?」




クールな感じで副総長のこと蹴り飛ばしたのに、あたしと目が合った瞬間そんな顔を崩して心配そうな表情をした。


……かっこよかったのに、台無しだね。


まぁ、それはさておき。




『乱鬼総長、今すぐチームを解散すると宣言しろ』

「くっ……誰が……ッ」

『反抗して良いのか?お前の身がどうなっても知らねぇぞ』




グッ、と背中にかける力を強くしたらそいつはまた唸り声を上げた。




『言え。今すぐ』

「くっそ……」

「ダメよッ!!」




いきなり第三者の声が聞こえて、あたしは総長から顔を逸らした。




「アンタ、なんのためにここまでやっ来たのよ!!上まで上り詰めるんじゃなかったの!?」