「てっめぇ……」
『そんな幼稚な事考えてる辺り、バカなんだよ』
どいつもこいつも同じこと言って、同じことやりやがって。やる事がいつも一緒でつまんねぇだろ!
…でも、今回の方が被害は多いけどな。
『…俺らに勝てるワケねぇだろ』
「それはどうですかね」
突然、右からそんな声が聞こえてしまった、と思った時にはもうナイフが振り上げられていた。
『(やばい、避けられない…!)』
すると、目の前にいたそいつは女の付近まで蹴り飛ばされて気絶した。
『……唯兎』
副総長を蹴り飛ばしたのは、唯兎で。…なんでかひどく安心した。
…右眼が視えないから反応出来なかった。
そんな自分に、嫌気がさすけれど今はそれどころじゃない。

