嫌そうな顔を全力ですれば歩南さんはなんの悪びれもなく笑いながら「ごめんごめん」と言った。
…顔が笑ってるんですけど。
「まぁ、なにはともあれ気をつけなよ?一応乱鬼もNo.3の地位を持ってるだけの事はあるからね」
『判ってますよ。それでもう一つ聞きたい事があって』
「うん?今度は何かな」
『朱雀のアルバム、どこへやったんですか?歩南さん』
そう聞くと歩南さんの顔は驚きに満ちて、笑顔が消えた。
『それとも曜さんか要さんが持ってるんですか?』
「……やられたな。本題はそっちか」
はは、と顔を押さえながら笑う歩南さんにもう一度同じ質問を問いかけた。
『アルバムは、どこです?』
「………」
困ったような表情をして、歩南さんは観念したのか口を開いたその時…―――

