赤い狼と黒い兎Ⅱ




その写真は、初代から6代目までが集まっている総会のときの写真だ。


そこにはあたしが探してるあの3人も、ちゃんと写ってる。




「……馨」

『―――…これが見つかっただけでも満足だよ。ありがとう涼』

「いやいやいや…!」




慌てふためく涼の頭を撫でて、歩き出した。


あたし自身、あの3人に会ったのは小さい頃で顔もうろ覚えだった。顔を思い出そうとしても全然出てこなくて、会おうにもみんな居場所を知らない。


でも、この写真を見てやっと思い出した。




「馨?アルバムはいいの?」

『今から行くとこにあるハズだから、いいよ』

「つーか、俺いるの?」

『嫌なら別に来なくていいけど』

「行きます」




そんなこんなでバイクを発進させて、朱雀の倉庫を出た。