そう声を張って言えばみんな「すいません」と謝ってくる。
どうして?みんなは嫌な顔せずにちゃんと探してくれたじゃん。謝る必要なんて無いよ。
『…無理言って悪かったな。もう休んでいいよ』
「あっ、馨さん!」
一歩踏み出したとき、聞きなれた声が聞こえてきた。
『涼』
振り返ると何かを持った涼が、あたしの方に来ていた。
「涼じゃん。どした?」
亜稀羅が首を傾げてそう聞くと、涼は申し訳なさそうな表情をした。
「あの、すいません。勝手だとは思ったんだけど、やっぱり保管庫が気になって……」
『保管庫が?…何か、あったの?』
そう聞くと涼はおずおずと1枚の写真を手渡してきた。
「缶の下に1枚だけこれがあって……」

