あたしが頭をゆっくり上げると、その気配に気付いてかチラホラと頭が上がりだした。
デカい抗争…か。
「馨……、」
『──…片付け、しようか』
ひまの言葉をかわして、苦笑いのような笑みを浮かべそう言った。
話しは後だ、と言うように…。
「…そうだよ。」
「さっさと片付けてまた寝ようぜー」
あたし達の声に、朱雀の下っ端達がはっとしたように動き始めた。
何も、わざわざ公にして言うことでも無いだろうに…。
初代はタチが悪い。
「ゴミの量がハンパねぇっ!」
「…あたしゴミ出しに行くわ」
「あっ、ズリィ!そんな事言ってサボる気だろ!?」
「……バカ?お前じゃあるまいし」
春架と麻友美のプチ口論が始まり、これは終わりそうにないな、と判断したあたしが言った。
『じゃあ、あたしも行くよ』
「えっ!?」
『麻友美がサボらないか心配なんだろ?だったらあたしが見張っとくよ』
「か…馨が言うなら……」
「オイ」
春架は若干悔しそうな表情をしながら、奥へ手伝いに行った。
“見張り”と言われた麻友美は不服そうな表情をしてたけどな。
ゴミ袋を片手に一つずつ持ち、ゴミ捨て場へと向かう。

