『───先代の手を煩わすような事はしませんよ』
「…あくまで、自分達で片付ける気か?」
「無茶よ!今回は人数も多いのに…」
無茶だと言われると、それを覆したくなるのがあたし。
無理だと思われるような事をこなすのがあたし達moon。
あたしは不敵にフッと笑い先代…、鋭い目をしている剛さんに目を向けた。
『無茶だろうと何だろうと、やってやる。……この仲間で』
あたしの後ろにゾロゾロとメンバーが集まり、剛さんは少し目を見開いた。
そしてフッと諦めたような笑みを零し、言った。
「…そうだな。それが、お前らwolfmoonだもんな」
「ちょっと、剛!」
「なんかあったら言えや?いつでも手ぇ貸すぜ。ここにいる全員な」
久美さんをシカトして、にやっと不敵に笑う剛さんにあたしも同じように返した。
「もうっ!…バカばっかりなんだから!」
「相変わらずの無茶しいが」
「それが馨ちゃんのいいとこかもしんないけどね」
揃いも揃って呆れ顔。
でも何言われたってあたし達の意思は変わらない。
「んじゃ、死なねえ程度に頑張れや」
「馨!あたしより先に死んだら恨むわよ!」
「じゃあねえ、また会いに来るよー」
「あんまり無茶しないようにね」
あたし達現役チームは深々と頭を下げ、音が遠ざかるまでその場を動かなかった。

