「それと、一つ教えておこう」
恭一さんが真面目な顔して、あたし現役チームに告げた。
「たぶん近々、また大きな抗争がある。今回の抗争は規模もデカければ、サツが動く可能性もある」
一呼吸置いて、眼鏡をくいっと上げあたしを視界に入れた。
「馨」
『!…はい』
「主に相手が狙ってるのは、お前らmoon…否、狼鬼だ」
恭一さんの鋭い眼光があたしを捉える。…なんだか倉庫中の視線を集めてるような気がする。
「相手の数も多い。それでも潰しに来る理由、分かるか?」
『………サツの犬、だからですか?』
少し鋭く、声を低くして言えば恭一さん共々目を細めた。

