部屋から出ると、先代だけでなく下っ端達もみんな起きていた。
『……珍しい事もあるもんだな』
「確かに……」
階段を静かに降り、いそいそと身なりを整える下っ端の間をすり抜けズラリと並んだ先代の前に立つ。
「お、馨」
『おはようございます、剛さん』
「ん。久々にお前らの顔見れて良かったぜ?」
「楽しませてもらったわよ?」
「また機会があれば、やろうか」
「たまには顔出しに来るねー」
上から剛さん、久美さん、恭一さん、志乃さんが言った。
「俺らも楽しかったです」
「また一緒に飲みましょー!」
「いい経験になりました」
笑顔で言った現役チームに、先代みんなが優しく微笑んだ。

