「でもある日、瑠衣さんが亡くなったって聞いて……」
『……』
「…それで?」
「それで、そん時は信じたくなくていつも暴れてた。そこに喰の5代目総長が来て、俺に喰に入らないか?って勧誘してきたんだ。そん時は暴れられたらなんでもいいやって気持ちで、入った。」
事情を聞いていくうちに、なんだかいたたまれなくなった。
…朱雀でも、瑠衣に憧れてる奴は何人も居たっけな……。
「そん時はまだいい族だったんだよ。でも…総長が変わってから、喰全体が変わった」
「6代目か?」
「いや、6代目まではまだ辛うじて良かったんだけど…。一番酷くなったのは7代目からだ。薬物、シンナー、レイプ…あらゆる犯罪に手を染めてった…。」
『なんで、抜けなかったよ?』
そう聞くと、膝に置いている両手を強く握り締め少し俯いた。

