赤い狼と黒い兎Ⅱ




『その代わり…ヒマも80点だよ?』

「任せて!」




…ホントかな。


ちょっと心配なあたしだった。


その時、あたしのケータイのバイブが鳴った。ディスプレイを見れば“野田”の文字。


……もう仕事の話?早くね?つかタイミング…。




『ちょっと、悪いな』

「うん」

「てかさー?馨さんって…―――」




最後まで言葉を聞かずに総長部屋に入った。




『は―――…!?』




おいおいおい…。


今、あたしマジでビビったぞ…!?




『何で…亜稀羅がココにいんだよ!?』